今日は、朝一で愛知県瀬戸市で配筋検査、午後から三重郡朝日町でフラット35の適合証明検査を行いました。

配筋検査を実施したハウスメーカーは弊社では初めての○○ハウス。過去に知り合いの検査会社で構造検査のみ行ったことはあるのですが、施主からの依頼で実施するのは今回が初めてとなります。

現場につくと基礎業者さんが一人で型枠を当てていました。10時からコンクリートを打つと聞いていたので間に合うのかなと思いましたが、あちらさんもプロですら間に合わせるのでしょう。

検査を始めると久々に衝撃的な光景が目に飛び込んできました。

なんと設備配管と鉄筋の間に石が・・・

おそらく設備業者さんが配管を固定する際に石を挟み込み仮固定したものと思われ、その石が放置されたままだったのです。指摘しなかったら多分基礎業者さんはこのことに気が付かずそのまま型枠をあててしまうことになったことでしょう。

この石を外したとしても配管と鉄筋のかぶり(4cm)が確保されなかったので併せて是正していただきました。

上の写真は、スリーブ管に補強筋が設置されているのですが、このままの設置高さでコンクリートを打ってしますと立上りの基礎天端から補強筋までのかぶり(3cm)不足となってしますという不具合事象です。

その前に、このスリーブにそもそも補強筋が必要か?という問題があります。

監督さんに「この補強筋要らないと思いますが、、、」と伝えると、監督さんは、以前他の検査会社である○○○事務所さんに、「補強筋を付けてください」と依頼されたことがあるため、今回弊社の検査でも指摘されると思い補強筋を設置されたようです。

私は、「100Φ未満のスリーブだったら補強筋は要らないので外してもいいのではないか」と提案しました。すると監督さんは、「うちの基準でもつける必要がないので外します」と。

これでこのかぶりの問題は解決されることになったのですが、検査会社によって、過剰な指摘をする会社もあるようなので対応するハウスメーカーも大変だなぁと思いました。

ハウスメーカーは建築基準法をベースに、誰に指摘されても文句を言わせない自社基準をしっかり確立しておくべきだと感じました。

2018年5月1日