今日は、愛知県瀬戸市で提携している民間金融機関の依頼でフラット35の事前調査を行いました。
今日は水曜日で本来休みの日なのですが、不動産会社が早く見て欲しいと言っているとのことで急遽行ってきました。
築15年というまだ築浅の平屋建ての住宅です。
築10年以上ですと地盤面から基礎の立上りが30cm以上ないと適合しません。事前に一部適合していない箇所があるということで現地をみると確かに20cm程度しかないのです。
よって、この部分に関して基礎の立ち上がりが30㎝以上になるよう土をスキ取って頂く必要があることを本日立ち会っていただいた不動産会社の担当者に伝えました。
また、外壁サイディングの版間目地のコーキングに亀裂が入っていたり、破断している箇所があったため打ち替えが必要なことを併せて伝えました。
これらの不適合はフラット35の検査ではよくある不適合事象です。
当日大工さんが床下点検口を取り付けていました。フラット35の検査では、床下や小屋裏を点検口から確認しなければならないので点検口の設置は必須となります。よって点検口がついてしまえば、本検査の際にはとくに問題なさそうです。
今日立ち会っていただいた不動産会社は、業者向けの中古住宅を主に仕入れているとのこと。仕入れる住宅の多くは、所有者がローンを支払えなくなて手放さなければならなかったり、相続がらみの案件ばかりです。
400人近い弁護士とのネットワークがあり、毎日の様にこうした物件の調査依頼が舞い込むそうです。
そんな話から、いま空き家が増えている原因のひとつはローン破綻もあるのではないかと感じたのです。
これから住宅を買おう、建てようと考えている人は、長期的な視点で資金計画をしておかないとせっかく購入した家が十数年で空き家に変身してしまうかもしれません。
そんなことにならないよう十分気を付けてください!
2017年10月11日