今日は、愛知県半田市の築6年の中古住宅をホームインスペクションしました。
築6年と築浅の物件でしたので室内には目だった劣化事象は見られなかったです。ただ見えない部分、床下だったり、屋根裏に不具合がありました。
例えば、床下では大引きという木材にカビが付着している箇所があったり、屋根裏では天井断熱材の設置不良が見つかりました。こうした不具合事象は、床下や屋根裏に進入しないとわからないからタチが悪い。
ぜひともホームインスペクションを利用してもらい、その住宅では今何が問題なのかを知ってから購入して欲しいと思います。
室内では目立った劣化事象はなかったと言いましたが、この住宅では、「カビ」が非常に気になりました。依頼者も内覧した時にカビが気になった為、「この家、腐ってない?」なんて思ったそうです。
カビは、サッシ廻りの結露箇所に発生しているようです。
最近の住宅では気密性を重視するため、換気回数が減る傾向にあります。換気を行わないと結露した水はなかなか蒸発しません。よって結露したところに埃があれば埃の中に含まれていたカビ胞子が増殖してしまいます。
カビの中には毒を分泌し、害を及ぼすものもあるというで注意が必要です。
売主が居住中の中古住宅をホームインスペクションするときいつも気になることがあります。それは、埃の多い家が多いということです。
掃除のできない人が多いんでしょうね?
掃除も含め、住宅のメンテナンスができない人が売主になっているような気がするのは私だけでしょうか?
もっと、家を建てるときに注いだ愛情を住み始めてからも注いでほしいと思います。そうすれば、何年経っても快適に過ごせると思うのですが・・・
2017年4月11日