今日は、愛知県西尾市吉良町の注文住宅の竣工検査にいってきました。岐阜県土岐市の事務所(自宅)から向かったのですが遠いこと遠いこと。
しかし、今日でこの物件の検査は最後です。
お世話になっているハウスメーカーの物件ですが、いつも竣工検査では他社と比べると非常に不具合が少ないことに驚かされます。
申し訳ないですが、現場監督がいいからといったらそうではありません。それは、10現場くらい掛け持ちでやっているため品質管理は二の次になっていることが検査をしていてもわかります。では何故?きっとまじめな職人さんを多く使っているため仕上がりが良いのでしょう。
また、自社の検査もしっかり細かいところまで見ているので職人さんは気をつかって仕事をすることが当たり前になっているんですね。
しかし、私が検査をすると、何ヶ所かは直さなければならない不具合もあります。
たとえば今日は、天井でこんな不具合がありました。
天井クロスが浮いているのがわかると思います。
実はこうした勾配天井と普通天井との取り合い部分はクロスの浮きが発生しやすいのです。プラスターボードとうい石膏ボードがぶつかってくる部分ですのでどうしても段差ができてしまいがちです。
斜めになっている部分は相当気をつかってパテ処理しないとこうしてクロスが浮いてしまいます。いっそうのこと縁をきってシール処理で納めるとシール部分が目立ってしまうことがあるから注意が必要です。
要は、勾配天井を無くしてしまえばクロスの浮きという不具合は発生しにくくなるので設計段階から注意しておいた方がいいと思います。
でも、本当指摘箇所が少なくて綺麗な仕上がりでした。
こうした住宅ばかりだと安心して購入できますけど。。
2018年5月14日