今日午前中、10月の終わりに実施した建売住宅の再内覧会同行サービスに行ってきました。再内覧会同行サービスとは、内覧会で検査し指摘した不具合箇所が正しく是正されているかどうか確認するサービスです。
再内覧会同行のサービスは、正しく直ったかどうか判断できないという理由で、20件に1件程度の割合で依頼があります。
22事象50箇所近い不具合をひとつひとつ確認していきます。すると、、、
今までの経験上、ほぼ指摘した箇所は直っている場合が多いのですが、今回は3割ぐらいの不具合箇所が直っていないという状況でした。下の写真はクロスの浮きが未是正。
これは、もうはっきり言って現場監督の資質の問題です。
ただ下請け業者に指示しただけで、直ったかどうか自身で確認していないのでしょう。事前に依頼者を通じ送られてきた是正後の写真を見たのですが、私が指摘した所とは違う場所の写真を送ってきているのです。
初回検査時に、現地で不具合箇所一つ一つ説明し、なおかつ書面で写真付きの是正依頼書まで送付しているのにこの対応は、住宅購入者を「舐めている」としか言いようがありません。
多分、再内覧会にまた私が来るとは思わなかったのでしょう。依頼者だけならなんとか誤魔化せるとでも思ったにちがいありません。
住宅建設に携わる人たちは、もっと住宅購入者の気持ちを考え仕事にあたって欲しいものです。
検査終了後、片づけをしている最中、玄関で依頼者が現場監督に説教している声が聞こえてきました。今後お互い気持ちのいい内覧会ができるよう現場監督にも頑張って欲しいと思いました。
2017年11月7日