今日、あるコンサルティング会社のメルマガを読んでいたらこんな記事がありました。
「リフォーム会社が、ホームインスペクシ ョンをサービス化した結果、 リフォームを1年以内に考えている顧客層が1.5倍増えた。」
すぐに「本当かよッ!!」と思いました。
よく考えると、このリフォーム会社のインスペクションは、私が行うインスペクションとは違います。私は住宅購入者向けに提供する住宅診断。彼らのインスペクションは、既に何年か住んだ住宅の住宅診断。
どちらもインスペクションに変わらないのですが、「インスペクション」は、来年4月の宅建業法改正から中古住宅売買時に実施されるものが「インスペクション」として認知されていくはずです。
リフォームのためのリフォーム会社が行う住宅診断は「インスペクション」と言って欲しくないですね!と勝手なことを思っていますが、、、
では、例えば中古住宅売買時にリフォーム会社がインスペクション事業に参入してくると次のようなことが予想されます。
・リフォーム受注のため不具合箇所を大げさに伝え、不要な工事を提案する。
しかし、中古住宅購入時にインスペクションを利用する人は、リフォーム会社にインスペクションを依頼しません。何故なら上記のことをすでにわかっているからからです。
インスペクションに重要なのは「第三者性」。これがなくてはインスペクションでは信用されません。利用者はもうこのことに気付いているのです。
こんなこともわからず中古住宅売買時のインスペクションに参入してくるリフォーム会社は、きっと早期にインスペクション事業から撤退していくことでしょう。
2017年12月7日