昨年の年末。

愛知県三河地方で不動産売買~住宅建設まで手がけている住宅メーカーから、トラブルになった住宅の手直し工事から竣工までの検査をして欲しいと依頼がありました。

依頼してくれた方は、その住宅メーカーの担当営業マンIさん。

Iさんは、お客さまに対して非常に悪い対応をしてしまったと反省しきりです。

1月中に手直し工事の検査を4回ほど行い、本日ようやく竣工検査に至りました。

住宅内に入ると、注文住宅であるためお客さまのこだわりが随所に見られ、建売住宅とは仕上がりが少々違います。しかし検査をしていくといつも建売住宅の検査で指摘するような不具合事象が30弱見つかりました。

Iさんから、うちの住宅は他社と比べるとどうですか?と聞かれ、

「どんな住宅でもこれくらいの不具合はありますけど、ちょっと多いかもしれません。」

Iさんは少し肩を落としていた様ですが、

「しっかり直しますので、補修方法を教えて下さい!!」

Iさんは、手直し検査から私に対し真摯な対応をとっていただきました。補修すべき所はしっかり直し、お客さまに満足してもらえる状態で引き渡し日を迎えたいという想いが伝わってきます。

最初からお客さまに対しても真摯な対応を取っていれば大きなトラブルには発展しなかったことでしょう。トラブルは発生した後の対応が非常に重要です。お客さまに寄り添い対応していくことで、きっとお客さまから信頼は取り戻せると私は思います。

今回のIさんの一連の対応は非常に良かったと思いました。

きっとIさんは、引き渡し日にはお客さまと笑顔で話ができていることでしょう!

2017年2月4日