今日、女性の方からこんなお問い合わせの電話をいただきました。
「ようやく工事が完成してきたんですけど、いろいろ不具合があって・・・」。どうも住宅の仕上がり具合がとっても悪いので不安になってネットでホームインスペクションのことを知り電話された様です。
こうしたお問い合わせをいただくケースは結構多いです。こうした問い合わせをする方は、検査会社に診てもらった方がいいのか、自分で施工会社にしっかり直してもらうよう依頼した方がいいのか迷われている方がほとんどです。だから私はいつも専門家に診てもらった方がいいことをお伝えするのですが。。。
ここで、「じゃあ、お願いします」と決めていただければいいのですが、当初こんな費用(ホームインスペクションの費用)がかかることは想定していなかったとか、他の検査会社にも相談してみたいとか言われます。
もちろん、ホームインスペクションを考えたときにこうした思いはあると思います。しかしいつまでも悩んでいても問題は解決されません。ホームインスペクションを考えたときは、やると決心してから検査会社に相談していただきたいと思います。
今回もそうでしたが、電話で具体的なことまで聞いてくる方がお見えです。サービスを依頼するかどうかわからない方に具体的にはアドバイスできないことをあらかじめ知っていて欲しいですね。
結局この方は、「検討します」と電話を切られました。
しばらくすると、今度は声からすると年配の男性から電話がありました。
「さっき、おたくに電話した○○さんの知り合いの外構工事をしている者だけど、、、」と。
話しを聞くとどうも既に施工会社とトラブルとなっており、訴訟も視野に入れた住宅の検査を考えているとのことでした。
よって私は、「住宅の検査はできますが、訴訟となった場合は当社ではサポートできないのでお断りします。」
すると「あっ、そうですか。」とすぐに電話を切られました。
当社は、住宅を建てた後、住宅を購入した後、トラブルにならないようホームインスペクションというサービスを提供しています。トラブル予防のためのホームインスペクションの実施。これが当社の事業スタンスとなっているんです。
住宅建設でトラブルになってしまうのは、施主と施工会社おのおのの思いが一致していないことが多くの原因だと思います。だから意思疎通できていないところに足を突っ込んでもお互い幸せにできないからあえてお断りしているんですね。
ホームインスペクションは、建てる、買うという行為をする前から考えておくことが重要です。
2018年4月24日