今日は午前、現在建築中の検査中の現場で外壁防水検査を終了したのち、午後から豊田市で築12年の中古住宅のフラット35の適合証明検査に言ってきました。
今回は、買取再販の中古住宅。フラット35Sの検査もあり、バリアフリー性についてもチェックしなければなりません。バリアフリー性で特にチェックする部分は、階段手摺、浴室手摺が取り付いているかどうかです。事前にこの件については不動産会社には伝わっているので検査時に手摺が取り付いていて当然なんですが、、、
現地では不動産会社の工務の方が立ち会われました。玄関のカギを開けるとすぐに何かしら作業を始めました。私も検査の準備で脚立など検査に使う道具を住宅の中に持ち込みます。
すると、浴室から「ガチャガチャガチャ――ン」とすごい音。公務の方にその件を伝えると、「手摺がしっかりコーキングで接着しなくて落ちたかもしれません」
私は「はっ!?、手摺今日付けているのですか?しかもコーキングで!固定されていないとダメですよ!!」と伝えると、
工務の方は「ええ、昨日営業から聞いたので大工の手配ができず間に合いませんでした」と答えます。
なんていい加減な会社だ・・・
私は、「これでは合格出せませんね。再検査ということでお願いします。」と伝えると、
工務の方は、「チョット困るので、これから大工を手配するのでしばらく待っていただけませんか?」と懇願してきます。
私は、心の中で「えっ!まじで!!まいったなぁ~」と思いながら「1時間位なら大丈夫ですよ」と返事をしました。
そうこうしているうちに、結局大工さんが手配できないということで再検査しなければいけないと思ったその時、なんと住宅のサッシがペアガラス(複合硝子)であることに気が付きました。バリアフリー性ではなく、別の基準の省エネルギー性に適合しているため、なんとかフラット35Sの基準をクリアできます。
そのことを公務の方に伝えると、「助かります」と。
しかし、どうして不動産関係の方はこう段取りが悪いのだろうと。こうした対応されると思うことがあります。
『多くのお客さんはきっと不動産屋さんに振り回されているのだろうなぁ~』と。
きっとあなたは、住宅購入や家探しにおいて不動産会社の方にお世話になるかことと思いますが、結構いい加減な会社や営業マンがいるので十分注意していいただきたいと思います。
2017年9月7日