中古住宅の購入を検討し、何件か内覧をするとやがてその中に気に入る物件がでてきます。
そこで、あなたがこの物件を気に入ったことを不動産会社に伝えると、そこから大きく事が動き始めることが多いのです。
例えば、値段交渉を依頼した時にはもう不動産会社、これはもう売れるんじゃないか?と決めてかかってきます。彼らの思考は短絡的なのか、希望価格が通れば契約をしてもらえると思い、契約を迫ってきます。
あなたが、「そんなに急いでいないんだけど、、」と思っても、彼らはお客様のペースではなく自分たちのペースに引き込もうと躍起になってくるので、それを一旦落ち着かせるのはとても大変です。
私も依頼者からよくこんなことを聞きます。
不動産会社は、自分たちの中古住宅購入のことを真剣に考えくれているのか不安です。と。
これは、多くの不動産会社が契約してもらうことだけしか頭にないので致し方のないことだと思います。はじめから彼らはこういうものだと知っておくことも必要です。
中古住宅を購入する時には、一度や二度現地を見ただけで決めるのではなく、あなたの置かれている状況を一旦整理して、住宅ローン(価格)や周辺環境、購入後のリフォームの要否、建物状態などさまざまなポイントを細かくチェックし、問題点があれば解決しておかなければなりません。
そうした作業を行わないので価格交渉から契約という流れにのせられてしまうこととなるのです。
不動産会社はあくまでもサポート役。あなたがタクトを振るわないとあなたのペースで中古住宅を購入することは無理なのです。
気に入った物件は、早く決めないと2番客に先を越されてしまうというリスクはあるもののそうした考え方や作業なくして購入を決断することは決してあなたの幸せにはつながらないと私は思います。
まずはあなたがもとめる中古住宅の条件を棚卸するところから始めてましょう。
以下の要素に優先順位を付けることが中古住宅選びでは最も重要なことだと思うので参考にして下さい。
1.エリアの決定
2.予算の決定
3.住宅の規模の決定
これらの3要素の優先順位は人によって変わってきます。私は、やはりこれからの中古住宅購入では「エリア」を無視してはいけないと考えています。この「エリア」こそが今後中古住宅の価値を決定づける大きな要素となってくるからです。
中古住宅選びで迷った場合、「エリア」に注目して探してみてください。
そして自分のペースで中古住宅を購入するためには、まずは″準備″が必要であることを忘れないで下さい。
同じ悩みをもつ中古住宅購入者に対する参考となるアドバイスは こちら から