家さがし、住まい探しをしていると、新築の建売住宅が一つの候補に上ってくるかもしれません。
新築の建売住宅の検査を考えている方からお問い合わせの電話をいただくと、よくこんなことを言われます。
『とんとん拍子で契約までいってしまったけど大丈夫なんでしょうか?』
契約するということは、きっと気に入った物件だったからだと思んですよねぇ。しかし、なんでそんな早く契約してしまうのか?それは、住宅購入のペースが自分自身のペースで進められなくて、不動産営業マンのペースに乗せられてしまったからなんです。多分、契約後も引き渡しまで彼らのペースで物事が進んでいってしまうことが想像できます。
新築の建売住宅の場合、契約後引き渡し前に『内覧会』というものがあります。そこでは、購入者のチェックや売主(ハウスメーカー)による建物の説明、設備機器取り扱いの説明などが1時間程度行われます。さて、1時間程度の時間の中で購入者がチェックできることは何だと思いますか?
おおかたキズや汚れなど表面的なチェックだけになってしまうでしょう。
そして、細かくチェックしたにもかかわわらず、不動産営業マンからは「建売住宅はこんなもんですょ」とか「契約では現状勇姿売買なのでそこまで直せません」と言われ、補修してもらえないことがあると聞きます。
買主は、売主や不動産屋にきっと上記の様に言いくるめられてしまい、私が内覧会で検査していなかったならば、たくさんの不具合事象(施工不良)が放置され、将来トラブルに至ったかもしれないという住宅購入時の内覧会を数多く見てきました。
ホームインスペクションをすると専門家でないとわからない不具合(施工不良)箇所が、軽微なものも含めると通常20~30箇所あります。しかし、私が内覧会で検査をすることで、その不具合箇所を放置させることなく、是正(補修)してもらってから依頼者は住宅の引き渡しを受けることができるのです。
何故なら、住宅の専門家(ホームインスペクター)に指摘されれば、彼らは誤魔化したり、反論することができなくなってしまうからなんですね。私は、何故是正する必要があるのか検査後に、依頼者と売主にもお伝えしています。そして依頼者の意を酌んで他社では行わない是正依頼まで丁寧にしているから彼らは是正に応じてくれるという訳なんです。
こうして私のサービスを受けた多く方からつぎのようなお言葉をいただきます。
『想像していたよりも丁寧に検査してくれて安心しました。』
『自分達に代わって売主に不具合箇所を伝えてもらえて助かりました。』
『指摘された是正箇所はすべて直してもらえました。』
新築建売住宅を契約するときには、第三者による検査を入れることが常識になれば後悔する人は減っていくと思います。