あなたにとって「一生に一度の買い物」になるかもしれない中古住宅の購入。

できたら少しでも安く購入できたらいいなぁ思うことがこれからあるかもしれません。そう考えたときには、「値引き交渉」というものが重要になってきます。今回はこの「値引き交渉」を行う上で気を付けなればならないことを考えてみたいと思います。

「値引き交渉」は誰がしてくれるのか?まずここを押えておきましょう。基本的に中古住宅の販売価格は、住宅の所有者である売主さんが決めています。よく勘違いしている人も多いのですが、不動産会社が決めている訳ではありません。

不動産会社は、売主と買主の不動産売買を「仲介」する業務を行っていることがほとんど。そして業務の中に「値引き交渉」が含まれており買主に代わって交渉してくれます。

不動産会社には仲介手数料というものを大きな額を支払わなければならないで、十分不動産屋さんを利用しなければ損ですよ。

ところで中古住宅の価格はどのように決められているのか?これは不動産会社の査定から決まることが多いですがほとんどの場合、売主さんのいろんな「思惑」が含まれている価格であることを知っておく必要があります。中古住宅を購入する際の値引き額は、この「思惑」をターゲットとして慎重に行うことになります。

どんな中古住宅でもやたらめったらに値引き交渉するのは得策でありません。値引き交渉ができそうな物件かどうかをまず見極める必要があったのです。

値引き交渉がうまくいったと喜んでいたAさん(ホームインスペクションの依頼者)は、次の2つのパターンの物件をターゲットに絞って値引き交渉をしたそうです。

1.周辺の相場とはかけはなれた高額な物件・・・前述のとおり、売主さんの住宅に対する思い入れによっては、相場からかけ離れた高額な値段が出されることにきっとあなたも気付くはずです。そんなときには相場を裏付けとした値引き額を提示することが有効になったそうです。

2.販売開始から時間が経っている物件・・・当初、強気な値段をつけていても、なかなか売れないことが多いようです。そんなときの売主さんは弱気になっています。よって売り出した直後より、しばらく売れ残っている期間が長い物件ほど売主さんは値引きに応じてくれたそうです。

値下げ交渉では、腹の探り合いをすることなく、正直に「ここまで下げてくれれば買う」という直球を売主さんな投げることが有効な手段です。

実際のところ、買主が希望する金額では成立しにくいのですが、お互い歩み寄りあなたの希望の額より更に安く買えるなんてこともあるのです。

ただここで注意したいのが、あまりにも大きな値引き額を提示すると売主さんに見限られてしまうことがあるので、相場と同等の妥当な値段を提示すべきことを頭にいれておきましょう。現実的な金額を提示し、売主さんに「この人は、本当に私の家が買いたいんだ」と思わせることが値引き交渉を成功させる近道なのです。

 

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