今日は、愛知県碧南市の建売住宅の基礎配筋検査に行ってきました。いつも基礎配筋検査を実施するときは、瑕疵保険法人の検査とバッティングします。

ですので、今回、担当の監督さんには、開始予定時間より1時間早く現場入りし検査を実施することを事前につたえ検査を行いました。

検査をはじめると、「鉄筋のあき不足」、「スラブ主筋かぶり不足」、「定着不足」が随所で見られます。約1時間後、瑕疵保険法人日本住宅保証検査機構、通称JIOの検査員の検査もはじまりました。今回は女性の方です。(下写真はイメージです)

さっそく、監督に「ここのかぶりは6cm確保してくださいね!」

「かぶり」を指摘する検査員を見るのははじめてです。

もちろん、こうした不具合箇所は私の検査ではNG。JIOの検査員が検査中に私は監督に不具合箇所をつたえてまわります。その光景を見ていたJIOの検査員は監督に「今指摘されている箇所を今直してもらわないと合格出せませんょ!」

私は「おいおい、ちゃんと検査してから監督に伝えろよ!」と心の中で思いましたが、検査員も検査してみて「これではダメだ。」と判断したのでしょう。いままでにはない経験で少々驚きました。

今日の検査員は、JIOの社員のようでした。JIOの検査員にはアルバイトの検査員もいます。アルバイト検査員は個人で設計事務所を経営している建築士が多いです。これらの検査員はアルバイトなので検査は簡易的に済ませ合格を出している印象があります。

自分が建てる住宅でアルバイト検査員が検査人だったらどう思いますか?嫌ですよね!!

2017年8月30日