今日は、お付き合いのある三河地方のハウスメーカーの事務所にお邪魔してきました。このハウスメーカーさんとは去年の12月からの付き合いで、建築中にインスペクションを導入し、品質を上げていきたいとのことで今年に入ってからお手伝いさせて頂いています。

今日事務所でお話しした内容は、これから現場管理のアウトソーシングを減らし自社ですべてできる様にしたい、そのためには現在の社員の技術レベルの向上が不可欠なので協力して欲しいという内容です。

このハウスメーカーの現場の検査に入らせて頂いたとき、現場はそこそこ高い品質が確保されているのですが、監督の力量不足を感じました。たまたま腕のいい職人さんに恵まれ、結果的に品質が確保されている。そんな印象です。

もし、仕事を知らない職人が入ってきても、高い品質を確保するためには監督の技量がカギとなります。若い監督さんが多いのでこれから正しい知識と技術を磨いてもらえれば、きっと会社が期待する戦力には十分なれるでしょう。

インスペクションでのお付き合いもあるので、10月から1回/月程度の割合で技術的な勉強会を開催し、若い監督さんの技術向上のためにひと肌脱ぐことになりそうです。

今後社員のレベルアップなくしては生き残れないと考えた、経営者の判断は素晴らしいと思いました。3年後にはインスペクションなしでも高品質の住宅を完成させるようにしたいと社長さんは言ってみえました。

そもそも私自信、インスペクションは必要ないと考えているので、このハウスメーカーの様に人を育てることに重きを置くハウスメーカーがどんどん増えれば、日本の住宅業界は健全になり、もっと多くの人が幸せな住宅購入ができる社会になっていくと思います。

2017年8月24日