今日は、3現場重なり忙しい日となりました。1件目は碧南市で構造検査、2件目も碧南市で断熱検査、3件目は西尾市東幡豆で構造検査を実施しヘトヘトです。

2件目の断熱検査を実施した現場でこんな事象が、、、

吹付の断熱工事において「吹き忘れ」というミスがありました。

写真をみると梁部分に断熱材が吹き付けられていないことにすぐ気が付きます。誰が見てもわかる事象です。断熱材を外壁廻りの鉄骨に吹き付けないと夏場は鉄骨部分の温度が急上昇し室内の温熱環境に影響を及ぼします。また冬場は鉄骨部分で結露が発生することもあるでしょう。

また、上の写真の様に外壁廻りの鋼製の梁受け材も吹き忘れがありました。

現場監督にはこうしたところを注意する様伝えているのに。。人間がやることなので完璧にはいかないようです。

さてそもそも何故、こうした単純なミス(忘れ)が発生してしまうのか?

それは、実際工事する下請業者の職人が工事完了後にチェックをしていないからだと思います。おそらく多くの現場では職人による自主チェックがされていることでしょう。しかしこうして明らかにチェックをしていない現場もあることを知っておきましょう。

もしも、今後誰もこの忘れを気付かずに工事が進んだら、、、

あなたがこれから建てようとする住宅にもこうした不具合が発生する可能性はゼロではありません。

こうしたミスを自分達で指摘する必要性が家づくりであることがわかっていただけたと思います。しかし、専門性が高い家づくりではなかなかできないことが多いのです。

私のような専門家にあなたの家の品質を見てもらうこともこれから考えなければいけない場面に遭遇するかもしれません。

2018年5月31日