今日は、名古屋市東区の築25年の中古マンションをインスペクション。中古マンションのインスペクションは1年ぶり、いやそれ以上。弊所の場合、中古マンションのインスペクションは年に数件と非常に少ないのです。

依頼者と不動産屋さんと一緒に部屋に入り、部屋をざっーと見渡すと8割程度リフォーム済です。

壁のクロスや床材は張り替えられいて綺麗な状態です。設備関係は以前のままのようでクリーニングまでされていました。

リフォーム済とはいえ必ず不具合はあるのでひとつひとつ各部をチェックしていきます。するとユニットバスやトイレの換気扇の吸込み量が不足しています。ティシュを当ててもティシュは垂れ下がったまま。築25年ですので換気扇も寿命がきたのか?

不動産会社が行うリフォームは、表面上のお化粧だけ。設備がそのまま使用できるのかどうかまでチェックしていないことが多いので注意が必要。

そして、お化粧をする前の状態を見ておかないとその部屋はどんな使われ方がしていたかとか、どこに不具合が発生しやすいかといった部屋の情報がインスペクションでは得られません。

よってインスペクションするならリフォーム前がお勧めです。ただしタイミングが合わないことがほとんどですので、リフォーム前の部屋の状態がどうだったか関係した人に聞き取りするといいかもしれません。

そこまですれば安心して購入できると思います。

2017年5月27日