今日は、愛知県岡崎市で新築マンションの内覧会に同行し、検査をしてきました。

依頼者は、現在海外に赴任しておみえで、今日は、依頼者の代理でお姉さんが出席されました。待ち合わせの10時5分くらい前に現地マンションにつくと係員がエントランスに誘導してくれました。

「今日はどちら様のつきそいですか?」

最近はマンションの内覧会でインスペクターを同行させる購入者が多いようで、販売会社も手慣れた対応です。

エントランス内に入ると、15~20人くらいの関係者が待機しています。いつもマンションの内覧会は仰々しくて好きになれません。

依頼者(代理)と一緒にお部屋へ案内され、簡単な説明をしたのち検査にはいります。
(下の写真は本日の内覧会風景・・・3人の関係者が立ち会いました(+o+))

マンションの場合、滅多におおきな不具合に出会うケースは少ないですが隅から隅までチェックします。

チェックの方法は、目視・触診(動作確認など)、機材を使っての床のレベル測定。

一通り検査を済ませ、依頼者に簡易の報告をします。このお部屋も小さな施工不良箇所はありましたが、特におおきな不具合がないことを報告し、最後に床のレベル測定の結果を報告します。

「床ってこんなに凸凹しているものなんですか?」

依頼者から、こんな質問をされました。

私は、同じような質問にはこう答えます。

「マンションの床は、コンクリートの床の上に水平をだすためにレベリングモルタルというものを施工しますが、施工精度が良くない場合がおおいです。またクッション材のついたフロアを貼るため凸凹も結構でやすくなってしまうかもしれません」と。。。

今日のお部屋は最大で8mm程度の高低差がありました。依頼者は大丈夫かと心配されていましたが、一部に極端な傾斜がある訳ではないので問題ないことを伝えました。

検査をすることは、建物やマンションの部屋についてより詳しく知ることができるため、購入者にとって非常にいいことだと思います。

2018年2月4日