今日は、愛知県春日井市の築7年の中古住宅のフラット35適合証明検査に行ってきました。築7年と築浅のため劣化事象はなくすんなり検査は合格です。

検査前、築年数が浅いことから、売主さんは何故この住宅を売りに出すのか気になっていました。

検査には売主側の不動産会社の担当営業マンが立ち会いましたが、検査中はほとんど売主さんとのお話に花が咲きこちらの方には興味なし。

検査中、売主さんと営業マンの話しが少し聞こえてきます。

どうも売主さんは家を建てるようです。だから・・・ちょっとスッキリしました。

検査終了後、売主さんにご挨拶し帰ろうとすると売主さんの奥様が私に聞いてきました。

奥様:「こうした(フラット35の)検査ばかりしているんですか?」

私:「いいえ、中古住宅の診断や建売住宅の検査、注文住宅の建築中検査をエンドユーザーから依頼を受けてやることが多いですね」

と答えると、

奥様:「注文住宅で検査する必要ありますか?」

私:「ええ、ありますょ。多くのハウスメーカーで言えるんですが、現場現場で品質が大きく変わってくるんですね。それはその現場に入る職人さんの腕や現場監督さんの資質で大きく品質が変わってくるので、要所要所で検査しないと良くないですね」と、その後もしばらく検査の必要性をいろいろとお話しさせていただきました。

奥様:「今度、主人の実家を取り壊し2世帯住宅を建てるんですね。いやぁ~、そのこと知らなかったらと思うと怖いですね。今日は賢い住宅の建て方を教えてもらってよかったです。多分検査の依頼しますのでその時は宜しくお願いします。」

私:「ぜひぜひ、宜しくお願い致しますm(__)m」

検査終了後こんなお話しをしてきたのでした。

世の中の多くの人は、住宅を建てるときハウスメーカーまかせになるケースがほとんどです。それが原因で品質にかかわるトラブルが発生することが多いのです。

今の時代住宅を建てるときには、リスクを排除する対策を自らとることが賢い建て方だと言えるでしょう。

2017年9月10日