今日は、お世話になっているハウスメーカーの配筋検へ愛知県西尾市まで行ってきました。

このハウスメーカーでは昨年10月から現場監督向けに勉強会を開催し、現場でチェックすべき事項を各工程で説明させていただいております。

こうした機会にぜひ現場でのいろいろなことを現場監督には覚えてもらいたいのですが、なかなか身に付かないようです。それは現場でをみれば一目瞭然。

今日の現場ではこんな事象が何箇所かみつかりました。この事象は勉強会でしっかり伝えているのですが・・・

スラブの主筋と排水管のかぶりが40mm未満になってしまっています。ここは結構見落としがちな箇所だと勉強会で説明していたのですが。

型枠や配管から鉄筋までの距離を「かぶり」といいますが、このかぶりがしっかり確保されていないと将来鉄筋が錆びやすくなり、基礎の強度に大きく影響する可能性があります。

居合わせた現場監督は、話しを聞くとどうもこの箇所はまずいと思っていたみたいですが、業者に是正指示が出せなかったようです。私も経験がありますが、一度施工したものをやり直させるのは気が引けてしまい是正指示がしづらいものなのです。

まだ「かぶり」について理解していないことと、「かぶり」と「鉄筋のあき」の違いがわかっていないことが明らかだったので、しっかり説明し現場を離れました。

3月、このハウスメーカーの監督さんたちに配筋検査の模擬テストを実施します。その時何人の人がしっかりチェックできるか不安になりました。

2018年2月23日