今日は、三重県四日市市へ耐震診断&フラット35適合証明検査を2件実施してきました。

今回の依頼者は、とある中部圏外の不動産会社で、「買取再販業者」と言われる不動産屋さんです。

多くの買取再販業者は、「古い中古住宅を安く買い取り、そして極力安くリフォームをし、高く売り利益を得る」というビジネスモデルです。しかしこの会社さんはこのビジネスモデルにある付加価値を付けようとしていました。

多くの買取再販業者は、とにかく高く売りたいと自社の利益ばかり追求している会社がほとんどです。しかしこの会社は買い手の利益にもなることにスポットを当て差別化を図ろうとしていたのです。

それは何かというと・・・

買取再販物件は築年数の古い物件が多いです。とくに築20年を超す住宅が多く、このような住宅だと買主は住宅ローン減税等の税制優遇措置を受けることができません。またリフォームを施していることもあり周辺物件より割高な価格帯となり、また消費税もかかるため価格競争に破れ売れにくくなることがあります。

そんな買主と自社のデメリットを解消するためリフォーム時に耐震改修工事を併せて行い「耐震基準適合証明書の発行」と「フラット35適合証明書の発行」を行います。こうすることで買主は住宅ローン控除が受けられるようになり割高感は解消され、またフラット35での融資も可能な住宅だと認知させることで住宅ローンの不安が軽減できるのです。

こうした考えのもと耐震診断とフラット35の適合証明検査の依頼があり、本日実施してきました。このように買主のことを考え住宅を販売する買取再販業者は少ないと思います。

これからこの会社は中部圏での買取再販を増やしていくということです。今後私はこの会社の力になれるよう、また住宅購入者が安心して購入できるよう、しっかりと業務に邁進していきます。

2017年12月25日