今日は、建築中4回検査を実施しした碧南市の建売住宅の竣工検査にいってきました。

この会社は物件が完成すると、営業社員による細かなチェックが行われ、主に軽微なキズや汚れ、クロスの隙間などに付箋が貼られています。

こうした社内チェックは是非とも続けて欲しいですね!

私の検査は主に、施工上の不具合や、施工精度、生活する上で不便な箇所があるかどうか主に見ています。

ただし、軽微な不具合は常識の範囲内で気付いたものだけチェックするようにしています。個人の主観が大きくかかわってくるので細かすぎるのもどうかと思いますが、チェックはします。

この会社の建物はいつも、きっちり施工されている印象です。しかし社員の方では気付かない部分がやはりあるんですね。

例えば、下の写真を見ると、建具(扉)と戸当り(枠部分)との間にすきまがあり光が差し込んでいるのがわかると思います。

パッと見問題なさそうですが、扉を閉めると扉と枠の上部に隙間があるため、扉が戸当たりにあたりバタバタと扉がバタつき、音が発生します。

こうしたバタつきは、扉を吊りこんだとき扉の丁番の部分(下の写真)で建て起こしを調整しなければならないのですが、その調整を怠ったのでしょう。

いつも扉を閉めるときにバタバタ音がしたら気になりませんか?

こうした施工上のちょっとした不良箇所をチェックすることも大きな意味があると思います。

建売住宅の場合、かなりの確率で1本や2本こうした調整不足の扉があるので実際に扉を開け閉めしてチェックしましょう。

2017年12月12日