今日は、岐阜市まで屋根の防水検査に行ってきました。

検査の依頼者は、基礎配筋検査、上棟(構造)検査、屋根・外壁防水検査、断熱検査、竣工検査と計5回の検査を依頼されています。

いつも、屋根・外壁防水検査は1回で済ますことができません。それは、屋根の防水であるアスファルトルーフィングを上棟後施工するとすぐに屋根材を葺いてしまうハウスメーカーが多いので外壁防水検査とは同時にできないためです。

よって屋根の防水検査のみで現場に出向きました。

1回目の検査では依頼者であるご主人が立ち会われましたが、今回は奥様が立ち会われました。建築中の検査では、立ち会われる依頼者は滅多にいません。それは平日に検査を実施する場合が多いので難しいのでしょう。今回の依頼者は、違います。

屋根形状が片流れの屋根で複雑な形状ではないため、今日の検査では不具合と思われる事象はありませんでした。

検査終了後、奥様に検査結果を報告しました。そして少しお話しをしていると、今年中に完成するというではありませんか。つい1ヶ月前に着工したばかりなのに2か月強で完成させるといいます。

よく考えると、このハウスメーカーではこれが標準工期であることを思い出しました。

私は自宅を建設した時には半年かけていますので短い工期でできあがる住宅には若干違和感があります。そもそも半年かかるのもどうかという意見もありそうですが。

ではどれくらいが適正なのか?私が思うに3~4ヶ月くらいだと思います。これは平均的な住宅の規模の場合です。

あまりにも短い工期だと養生期間というものがとられているかどうか不安です。逆に長い工期だと雨風にさらされる期間が長くなるので躯体への影響がでないかという不安がでてきます。

工法やハウスメーカーにより工期は変わってくるため、契約時にハウスメーカーが通常どれくらいの工期で完成させているかあらかじめ聞くことが重要です。

以下は個人的な意見ですが、しっかりとした住宅を建てたいと考えているのであれば、2ヶ月程度で完成させるハウスメーカーは選択しない方がいいと思います。

2017年11月22日