今日は、豊田市で大手ハウスメーカーの竣工検査を行いました。あいにくの雨ですが検査のほとんどは室内中心のため、雨の影響を受けることなく実施できました。

2世帯住宅で、建坪が54坪と大きな住宅なので検査完了まで3時間程度かかり、体力的に厳しかったです。

今回の検査で驚いた点がありました。それは、

検査中、現場監督とは別に突如一人のハウスメーカーの人が現場で検査をしはじめました。「ハウスメーカーの検査員かなぁ」と思い彼の検査をチラチラと見ていると、

これが結構細かい検査を行っていることにビックリ。

現場監督に、「検査員の方ですか?」と尋ねると、

「うちの監督ですよ」と言います。

このハウスメーカーでは、現場監督以外の社員も担当以外の現場の検査を行っているとのこと。

ダブルチェックを実施している訳ですね。

複数人の目で見ることで不具合の見落としはかなり減ります。自分が家を建てるならこのハウスメーカーに依頼するかもしれない、そんなことをふと思いました。

「御社はしっかりしてますね」と監督に伝えると、

「こんだけやっても、(施主に)怒られるんですょ」と愚痴ってみえましたが、ずっと続けて欲しいと心の中で思いました。

他のハスメーカーはというと、ほとんど検査を実施していないことが多いです。それは、現場監督はいくつもの現場を掛け持ちで担当しているため、1現場に時間をかけれない状況にあるからです。

多くの人がハウスメーカーを選ぶとき、デザインや建築費用、会社規模、信頼性など色々な視点で決めるかと思いますが、「ハウスメーカーの検査体制がどうなっているか」という点に注視してハウスメーカー選びをすると、そのハウスメーカーの別の顔が見えてきたりして、家づくりのパートナー選びが変わってくると思います。

2017年10月19日